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歯ブラシの歴史
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世界で最も古い歯ブラシは、10世紀ごろの中国の王の墓 から見つかりました。象牙という象の牙を柄に、動物の毛 を植え込んだもので、今の歯ブラシに近い形でした。
日本に歯ブラシが伝わったのは、平安時代のことです。
「歯木(しぼく)」と言って、木の枝のはしを噛み砕き、細く鉛筆のように分かれさせたもので、インドから仏教と一緒に伝わりました。つまようじの一種と考えられ、その形から「房ようじ」と呼ばれました。
初めは主に寺の僧が使っていましたが、江戸時代にはつまようじや房ようじを専門に売る店ができ、一般の人たちに広まりました。
日本の歯ブラシは、1872年に作られました。イギリスの製品を手本に、クジラのひげを柄に馬の毛を植え、「クジラようじ」として販売されました。
ブラシと呼ぶようになったのは、1890年、大阪の会社が「歯ブラシ」という名前で博覧会に出品してからです。
今でも国内の歯ブラシの半分以上は大阪府で作られています。杉澤歯科では、ヘッドが小さく、毛の硬さはふつうの歯ブラシをお勧めしています。
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